「じゃあ今日はここら辺で
終わりにしましょうか、吉野さん。」




「はい、分かりました。
それで愛菜ちゃんなんですけど
今日久住くんと一緒にいたいって
いってるんですけど
どうですかね?」



「久住さんともっと
お話したいですっ!!」




「あーぢゃあ仕事終わらせてくるんで
その間吉野さん面倒みてもらって
いいですか?」



「分かりました、ぢゃあ
愛菜ちゃん一緒に行こうか。」




そういって私と吉野さんは
夜の繁華街へ戻っていった。





繁華街へ行くと23時とは思えないくらい
ネオンがキラキラと光っていて
すごかった。




「愛奈ちゃんどこ行く?」



「カラオケ行きたいですっ!」



「そっかー。ぢゃあカラオケ行くかー。
ぢゃあ久住くんに電話しておいてくれる?」




え、電話……?

恥ずかしいよ。




「ほらっ!恥ずかしがらないで
電話!!」





プルルル…プルルル…




「はい、もしもーし。」




「あ、あの愛菜ですけど。
今からカラオケ行くんで、
仕事終わったら来て下さいっ!!」



「あー分かりました。
じゃあ終わったらそっち
向かいまーす。」



「はいっ!お願いしますっ!」





はあ、緊張した。




「どうだった?
久住くん来てくれるって?」




「うん、仕事終わったら
そっち向かうって。」



「じゃあカラオケで歌うかー!」



「うんっ!歌おっ!」