優人と付き合い始めて
毎日一緒にいるようになった。


仕事の時は
新井さんとか代表って言って

仕事終わると
ゆーくんって呼んで

自分なりに区別を
つけてやっていった。



「じゃあ代表お疲れさまでした!」


「おう、愛菜おつかれさま!」




ふう、やっと仕事終わった。



この仕事もだんだんと慣れてきた。





でもちょっぴり不安がある。










風俗嬢って好きでもない男の人に
触られたり、キスされたりする。





優人はそうゆう子に対して
偏見的な目で見ないのかなって。




私なら自分の女が
風俗嬢って知ってたら
まちがいなく偏見的な目で
見てしまうだろう……。



ゆーくんに聞いてみた。





「ねえ、ゆーくん。」



「ん?どした?」



「ゆーくんは風俗嬢の事
どう思ってる?

やっぱり偏見的な目で
見たりする?

不安なんだ……

ゆーくんに偏見的な目で
見られてないかどうか。」





「そうだな(笑)

確かに一般的な目で見ると
風俗やってる女の子って

偏見的な目でみるよな。

でも俺も裏の世界で10年以上
働いてきたんだ。

そんな偏見的な目では見ないよ。

むしろとっても凄い仕事だと思う。

だから俺は風俗やってる女の子には
みんな頭があがらないよ。」






……よかった。

ゆーくん偏見的な目で見てないんだ。