え？あれ？
うわー、元彼そっくり。
こんなに似てる人って
いるんだー。
ちょっと泣きそうになった。
だってあの人とは
後悔ばかりの恋だったから……
「ん？そういえば名前聞いていなかったね。
名前なんて言うの？」
「あ、愛菜ですっ。
あの、あの人どなたですか？」
「あ、あれ上司の久住くんだよ。」
「私、あの人とご飯行きたいっ!!」
「あれー、愛菜ちゃん
久住くんの事気にいちゃった？」
「いや、その……」
「まあいいよ、聞いてあげるね。」
久住さんの方をまた見ると
こっちを見てる。
どうしていいか分からずに
頭をペコっと下げた。
すると向こうもペコっと
頭を下げて笑った。
うわーあの笑顔も元彼そっくり。
「じゃあ愛菜ちゃん行こっか。」
あれー
久住さんは……？
