それから久住さんとの
同棲生活が始まってある日…
「愛菜仕事しないの?」
「だってバイト続かないんだもん。
どっかいいとこないかなー」
「じゃあ俺の知り合いに
頼んで仕事探してもらう?」
「うん、ありがと。」
久住さんの下の名前は
大介ってことを最近知った。
それから大介と呼ぶようになってた。
大介はいつも仕事終わるのが24時近いので
随分暇を持て余している。
大介が仕事してるんだから
あたしも何か仕事しなくちゃなーっと
思っていたんだ。
しばらくすると大介の家にいた時
大介から電話が入った。
「もしもーし、どしたあ?」
「仕事見つかって今日面接だって言うから
XX通りのコンビニの前に16時だってさ。」
はやっ!
もう準備して出かけなくちゃっ!!
「分かったー。今から行くね。」
「お前も多分見たことある人だから
分かると思うけどな。」
……え?うちが見たことある人?
誰だろう……
それが運命の人新井優人との
最初の出会いだった……