【短】涙弱男

真っ赤になった里沙の顔。

本当ならここは、かわいい!ってドキッとするんだろうけど、なんせ今の顔が酷過ぎて…。


「はははっ!」


笑いを堪えきれない。


「あ、あたし…」


ジーッと皆が見つめる中、やっと里沙が口を開く。


ゴクリ、と誰かが生唾を飲んだ。


「や、優しい雄大くんが好きです!」


超真っ赤なまま、震えた声が響く。


『はあぁあ!?』


そしてその直後、全員のリアクションが同じ過ぎて俺はまた笑った。


「雄大は優しいとは言えねぇだろ!」


「毒舌だし、いい加減だし、適当じゃん!」


おーおー、お前ら言いたいことはそれだけか?

あ?