【短】涙弱男

「ううー…ヒック…」


俺の隣で泣きっぱなしの里沙。


はぁー…。

パソコンを起動させながら、仕方なく話しかける。


「うぜーから泣くな」


「…ヒック…ごめ…っ」


あー違うか!

こういうとき、どうしていいか分かんねぇや。


「でもお前、がんばったと思うぞ…」


「え!?」


「俺らだってバカじゃねんだ。最初からロクに反省もしない、努力もしない奴を助けたりはしない」


いくら見た目がいいからと言って、それだけで男がホイホイついて行くと思ったら大間違い。


かと言って、泣いて女の武器を使おうとするのはナシ。


「里沙じゃなかったら、誰も集まってない」