【短】涙弱男

「……うっ…ヒック…ごめんなさい」


嗚咽を漏らしながら、やっと里沙が口を開いた。


「あたし一人じゃできません…うわーん!」


しかも、過去最大の大号泣。

赤ちゃんのように泣きわめく声。

不細工な里沙。


残された俺らは顔を見合わせて笑った。


「うっ…手伝ってください…ヒック…」


ポンッと里沙の頭を軽く叩き、ヤロー共に向かって指示を出す。


「んじゃ、一人一枚ずつ担当な!さっさと終わらせたいから手抜けよー。発表のときに言葉で付け足せばいいんだし」


「ははっ!手を抜けってウケる!流石は雄大」


やることがハッキリすれば、コイツらはすげぇんだから。

頼りまくっていいじゃんか!