「先生、今日早退します」

私はすぐさま学校から出たかった。

「気をつけて帰りなさいね」

「さようなら」

自分でもこんな逃げてばかりダメだと思う
けどどう頑張っても正面から向き合えない

新宿は今日も人が溢れかえっていて
36度の灼熱の太陽が私を照らす。

「ただいまー」

学校から家まで片道40分
そう遠い事はない

「あら園子ちゃん、もう帰ってきたの?」

「ちょっとしんどくて…」

「そう、部屋で休んでおいで」

すぐさま自分の部屋がある二階に上がった
おばさんは心配そうな顔で私をみつめていた
私はベッドで睫毛を濡らした
今日は本当に不幸な日だ
出来ることなら昨日に戻りたい。

ガチャ

「ただいまー」

部活帰りの隼人が帰ってきた
隼人の顔は焼けて真っ赤になってた

「おかえり」

「どうしたんだよ、お袋?」

いつものおばさんとは少し違って今にも泣き出しそうな顔をしていた

「二人に話があるから園子ちゃん呼んできて」

「園子ー!少し降りてきてくれー」

私はできる限り降りたくはなかったが
おばさんの話ということで渋々降りていった
するとリビングにはもう、おじさん おばさん 隼人が座っていた

「園子ちゃんに、話があってね…」

私はおばさん達に何があったのか気になった
とても深刻そうな顔で話だした。