コンコン…


誰だ?


「失礼します」


中に入って来たのは隣りのクラスの榊 澪。


「どうしたんだ?」


「先生。この前のデートは楽しかったですか?」


なんだと?


まさかこいつ…


「何のことだ」


「とぼけなくて良いですよ。そういえば僕が送った手紙読みましたか?」


あの手紙こいつだったのか。


「何が言いたい」


俺は榊を睨みつけた。


「まさか先生と生徒で出来てるなんて思いもしませんでしたよ」


俺はそんなことが言いたい訳じゃない。


「さっさと言え」