「とりあえずあがったら?」


そう言うとゆずはにこっと笑って靴を脱いだ。


「ねえ、先生の家ってどうしておっきいの?」


俺の家ってでかいか?


「まぁ、俺の親父社長だから」


「社長?だからこんなにおっきいんだ」


おっきくないって…。


「気に入ったか?もうすぐお前の家になるぞ」


「えー?」


おっ。驚いてる。


「だって俺たち結婚したらゆずの家ここになるんだぞ」


ゆずの顔がどんどん赤くなる。

「それはそうだけと…本当にあたしでいいの?」