ルイはソウを探した。

フレアの部屋のドアを開ける。

そこにはソウがいた。






「…ルイ。」

沈んだ顔をしたソウ。

ソウもやはり、ルイを愛していた。

…そう。フレアよりも。






「……き。…好きッ…なの……ッッ!!」

震える体。

ああ、言ってしまった。言ってはいけないのに。

ルイはとても後悔した。






「い、今のは「俺もだ。俺も……ルイ。君を愛している。」」

ふわりと、ソウの香りがする。

ああ、私は今、ソウに抱きしめられている。

ルイは、そう感じた。