「ええ!とても良かったわ!床はここと違ってやわらかいし、自然の香りがして、お料理もすごくすごくおいしかったわ!!」

とてもうれしそうに土産話をするフレア。

「そうなの?ああ、うらやましいわ~…今度は私と行きましょう?」

冗談交じりに言うルイ。

「そうね!私ももう一度行きたいわ!!ああ、本当に楽しかったわ!ね、ソウもそう思うでしょう?」

ソウに上品に笑いかけるフレア。

ルイの心にフレアとソウの笑いあう姿がのしかかる。

ソウとルイはかつて交際していた。






だが、フレアとソウが婚約したため、ルイはソウに別れを告げた。

まだ、ルイはソウが好きだ。

フレアはそのことを知らない。