砂時計~*番外編*~

「そ?



じゃあ急いで」





そう言って



学校の中へ





入っていった。







「ね~……



何でそんな格好を?」





「だってカフェやるから」




カフェにメイドなんて



いなくても



いいんじゃないか?







……というのも




嫉妬。





「ちっ……違うって!!



そんな訳ないだろっ」




「なっ……何よ



突然っ」





知らず知らずのうちに



声に出していた事に




気づいて



口を塞ぐ。





「なんでもないっ」




「……着いたけど?」









その言葉を聞いて



顔を上げる。






『1-3』



の立て札の下には




『カフェ・フレンド』



の看板。





「コレが……カフェの名前?」




「うん、そう。



うちのクラスの



女の子が付けてくれたの」