――――Wデート当日。



「わぁ~んっ!



澪梨ぃ~っ!





助けてぇ~」




嬉梨の叫び声?が聞こえて



急いで部屋へ向かう。




「どうしたのっ?」




走ったせいか、息が荒い。



「……髪型が決まんない……」




半ば、半べそをかいて



嬉梨が座り込んでいた。



「貸して。



こうすれば、ほらっ!」





アップで決めて



嬉梨の元気さを



アピール。





「可愛い……。




ありがと、澪梨」





もう、ホントに手のかかる



姉。