「俺の答え……ちゃんと聞いてよ」




「……燐君の答え」






「うん、そう」














ドクンッ!


ドクンッ!






澪梨もお母さんも。



信じてるんだ。








手をギュッと握り締めて




口を開く。






「燐君……あのっ!



答え……教えてください」









苦しいよ。




嫌だよ。




ホントは。





でも、みんなが信じてくれてる。




だから言えたの。