「澪……梨?



なんっで……」





信じられなくて




涙も止まった。



「よく聞いたの?



答え……。





ちゃんと聞かなきゃ!」






「……怖いの……。




ふられるのが」







「大丈夫だよ。




ほらぁ! お母さんもそう言ってる」






澪梨はそう言って



前に広がる海を指差す。






「うん」