――もう放課後。




約束の時間だ。







『じゃあ、放課後……





裏庭の大きな桜の木に来て』







自分から言ったとはいえ




緊張する。














「――神埼っ!!」




「あっ……北条君!」








ヤバイ。



心臓が飛び出てきそうなくらい





緊張して



おかしくなりそう。







澪梨……私に



こんな私だけど







勇気をくださいっ!!