――キーンコーンカーンコーン…



「おはよう、神崎さん」



朝一番に



声をかけてくれたのは


やっぱり



『北条君』



私の好きな人。




今更だけど



緊張する。





「おはよう!



北条君」






「神崎さん、俺の事は



燐でいいって!!」





笑顔でそう言われると



逆らえないっ!!





「りっ……りん……君」