「でも……彼女と


離れたくないんじゃないの?





それなら……この学校を


受験するんじゃない?」





「はぁっ?」





ただの人ならまだしも



そこにいた人は



確かに、澪梨姉ちゃんだった。








そして、なぜか嬉梨姉ちゃんも。



「どーいうことよ? 奈央。



いつの間に彼女が?」




何も知らない嬉梨姉ちゃんは



相変わらず



慌てている。





「こういうことよ。



もう、嬉梨ったら」












「もしかして……澪梨ちゃんの


お姉さんですか???」




そう言ったのは、美春。