神崎君に宛てた手紙は



あの子の心そのもので






あの子の心を捨てたんだよ?



そんなの……



信じられない。




神崎君は


そんな人だったの?






好きでした。



遠くから見る事しか


出来ない私だった。




でも



今日は話せたという



喜びよりも





苦しい気持ちでいっぱい。





「嫌いっ……だもっ……」




涙が止まらない。



ねぇ



どうして





アイツは



あんなに綺麗な顔立ちを


しているの?




そのせいで



私はアイツに恋をした。






ううん。



そんなの言い訳だって



分かってる。






アイツの悪い性格も



姿も


すべて……。











アイツのコトが



気になって仕方ない。