幸せの意味


なんで鈴原水着の上にパーカー着てんだし!
それじゃ見えねえじゃんか!!!



「理亜!脱ぎなよそれ!泳げないじゃん」

ナイス佐藤!!
そのままぬがせちまえ!




・・・・・ってやっぱり俺変態だ・・・・・


ああ、でも見たいんだよ!
鈴原の、あの、、、、
とにかく見たいんだよ!







で、無理やり佐藤に脱がされた鈴原は
・・・めっちゃ可愛い!!
なんだあの可愛さは!
ヤローどもが見てやがる!!!!
早く隠せ!
いや!やっぱ隠すな!!
・・・って結局どうすりゃいいんだよ



「村上~?」

「なんだよ中山」

「いや、食い入るように理亜チャン見てたからさ」

「は?」

「可愛いよな~理亜チャン
 モテるらしいぜ」

・・・そりゃそうだろう。
あんなに可愛いんだから
そこらへんのアイドルよりははるかに鈴原の方が可愛いと思うぐらいだ

「あんなに大胆な水着着ちゃって
 またファンが増えちゃうかもね」

「ファン?」

「お前知らねえの?
 理亜チャンのファンクラブあるんだよ」

「マジかよ」

「しかも上級生から下級生まで
 大体…百人ぐらいはいるんじゃね?」

「マジかよ・・・」


もうこの恋ダメかな・・・

「そもそもお前理亜チャンのどこが好きなんだ?」

「え?」

「だって、お前昔まで可愛い子とか苦手な方だったじゃん」

「・・・なんか鈴原は他の子と違う感じがしてさ、
 他の可愛い子ってなんだかんだいいながら自分一番みたいな?
 それが嫌だったんだけど、鈴原は違ったんだよ」

「ふーん」

「知ってるか?
 アイツ他人のなくしたもの探すために泥んこになって探したらしいぜ。
 しかも探してほしいと頼んだ相手はもう遅いからとか言って先に帰ってたのに」

「お人よしなんだな(笑)
 なんか鈴原っぽいわ
 なるほどな~鈴原のそこが好きになったわけか」

「う・・まあ・・・・」

「ま、がんばれよ
 俺は光チャンと泳いでくるよ♪」