私――静川優衣は、手芸部の部長。

といっても、部員が二人だけだからな・・・

顧問は最近全く来ない江田先生。

どーせ、忘れてるんだろう。



話を戻そう



「あ、あった」

辞典を見て私は言った。

「≪青春≫」
「春を表すことば。若く元気の溢れた時代の意味にもなる」


「いったいあたし達にいつ春はくるんだろうね。。」

ため息とともに視線を上に向ける悠奈。



その瞬間・・・・・・・!!!





…ガラガラガラ……

木製のスライドドアの奥にいたのは・・・






「あのー」