―過去編―
「げっ、雨降ってるぅ!!!
晴れるって、言ったのに!!!」
一人でグチグチ喋っている。
ドン!!!
その時、サラリーマン風の男にぶつかられて、鞄の中身ごと倒れた。
「大丈夫?」
上から優しい声がする。
「え?」
しゃがんで、一緒に荷物を片付け始める。
「・・・小山 凛」
開いていた生徒手帳を見て彼がつぶやく。
「凛ちゃん、気をつけなよ。」
あたしは顔を上げる。
見覚えのある人。
たしかいつも、電車で会う人・・・。
「じゃあね、凛ちゃん」
彼は、にこっと微笑んだ。
ドキッ。
あたしは、恋に落ちた・・・。
「げっ、雨降ってるぅ!!!
晴れるって、言ったのに!!!」
一人でグチグチ喋っている。
ドン!!!
その時、サラリーマン風の男にぶつかられて、鞄の中身ごと倒れた。
「大丈夫?」
上から優しい声がする。
「え?」
しゃがんで、一緒に荷物を片付け始める。
「・・・小山 凛」
開いていた生徒手帳を見て彼がつぶやく。
「凛ちゃん、気をつけなよ。」
あたしは顔を上げる。
見覚えのある人。
たしかいつも、電車で会う人・・・。
「じゃあね、凛ちゃん」
彼は、にこっと微笑んだ。
ドキッ。
あたしは、恋に落ちた・・・。
