あいつと初めて会ったのは中学一年の時だった。




他の女の子と歩いてるお前みて俺の胸が急に激しくなりはじめて…



それから俺の視界には毎回お前がいるんだ



俺はお前に惚れたんだ

そう一目惚れ…



どうやって話しかけたらいいか分かんなくて一年が過ぎた



二年では同じクラスになって初めて話した。



「ねえねえ!」


話しかけてきてくれたお前



「ん、だれ?」



ホントは知ってたよ
でも俺だけ知ってるなんて恥ずかしくて嘘ついたんだ



「名前なんて言うの?これから同じクラスだしさ!」



やっぱり俺なんかしらねぇだろ?



「間中隼人」
マナカ ハヤト



「隼人かー私は山崎実奈よろしくね!」 ヤマザキミナ

話しかけてくれた事で俺の心臓が急にうるさくなる。


「よろしく。」


自分を落ち着かせるように素っ気なく返事を返した