不安になるってどういうこと...

自分の考えを越えてしまうってことかな...

計り知れない悲しみや想像できない相手の想いを考えると...

 そういう一面もあるだろうけど、ブレーキ踏んじゃう人だっているよね。

それ以上考えたら怖い...その先は分かってるんだけど考えないようにしたい...って云う感覚がある時も「不安」になって「思考停止」するのかもね...

 人間ってずるいから、いや弱いから、自分を防御する術を知ってるんだな。

それが「不安」な気持ちであり、「思考の停止」につながるんじゃないかな...

普通は「停止」の一つ前が「不安」なんだろうね。

危険予知の一連のもんじゃないかな...それって...

でも、危ないものには芳純な味わいがあり、甘い香りも漂っている...

一度は触れたい...味わいたい...みんながそう思うのでは...

だから...だから...不安を求めてさまよってるのが人間のような気もするんだ。

安定だけが幸せじゃないし、不安のない人生なんて、かえって癒されないんじゃないかと...

 「不安」って、そんな二面を持っている魅力的なものなんだろうね...

「自分の考えを越えてしまうこと」「ある程度分かってるけど考えたくないこと」...

こういう想いのあらわれが漠然とした不安になっていく...

そんなことを想う人って、妄想の世界に入ってる危ない人間なのかな...

でも、心地よい想像は人を酔わせ、人である優しさを与えてくれるものなのかも...


 *一人でいる薄明かりの部屋には小さな不安がいっぱいで...つい人恋しくなるんだね...*