手を拭いたハンカチをカバンのポケットにしまって部屋に向かう。 あれ部屋番号なんだったっけ? ウロウロ探すも、分からず結局トイレまで戻ってきてしまった。 でもトイレのドアの前に立つとふと千夏がしにな=427 と騒いでたことを思い出した。 良かった。 危うく彩花に迷子なうって電話するとこだった。 男子トイレの前を通りすぎるときケラケラと笑う男の声が聞こえてきてびっくりして思わず立ち止まる。 外まで聞こえてくるくらいだから結構大きい声。 「……あれなー……いい…… 梨華って……なー」