「あのな?普通に考えて忍者言葉なんて喋らねぇよ。好きな人の前で忍者言葉喋らなきゃいけないなんて法則あるわけねぇだろーが。」

そもそも……、


「お前のお父さんとお母さんだって忍者言葉で喋ってねぇだろ。」



そういうと、愛莉珠は雷が落ちたみたいに体を揺らしてバタッと倒れた。



「え!? 愛莉珠!?」



あまりの衝撃にショック死!?



「沙羅の話は嘘だったんでござるね〜!!」



愛莉珠さん、忍者言葉クセになってます。



そして、スカートなのにもかかわらず、頭を押さえて床をゴロゴロする。


愛莉珠、しっかりしてると思えば、どこか抜けてるし。


それに……床をゴロゴロし続けるって……。







不思議の愛莉珠、だな。