「聞いて驚くなよ? お相手は、星野グループ社長の息子、星野遥輝君だ!!」 「…………。」 星野、遥輝? 私は目を見開いた。 だって、星野遥輝は、 私の好きな人だったから。 「ど、どういうことでございますか?」 もう、わけがわかりません。 「ま、手っ取り早く言うと、星野遥輝君は愛莉珠の婚約者なんだ♪」 ……お父様、説明がめんどくさくなったのですね。 まぁ、いつものことですが……。