「その鍵はね!!これから、愛莉珠ちゃんと遥輝が生活していく部屋の鍵だよ♪ つ・ま・り!!新居でーす♪」 …………は? 「あ、心配しなくていいよ?家具とかは、全部揃えておいたから♪」 俺と愛莉珠が放心状態なのにも関わらずに親父は喋り続ける。 そこに、風織乃社長が会話に入ってきた。 「いやー、婚姻届も出しちゃおうっていう話だったんだか、母さんが許してくれなくてなー!!」 ガハハッと笑う風織乃社長に俺は殺意さえ覚えた。 愛莉珠の母さん、ナイスだ!!