「はい!!手だして?」 親父が愛莉珠の側に来て、手のひらにリボンのついたものを渡す。 なんだろ? 俺は嫌な予感がしながらもプレゼントが何なのか気になった。 「……鍵?」 愛莉珠は手のひらに置かれたものを不思議そうに見つめた。 「これは、何の鍵でござるか?」 愛莉珠は親父に聞く。 うん、それ気になるよね。 「よくぞ聞いてくれましたー!!!!」 聞かれるのは当たり前だろーが。 どこのガキだ、テメーは。