「愛莉珠ね、ほんとは遥様とずっと一緒にいたいの。でもね、我慢することにした!!」 そういう愛莉珠はニコッと笑った。 「じゃぁ、大きくなったら僕とけっこんしてよ。」 「けっこん?」 愛莉珠は分からないという表情で僕を見つめる。 「"けっこん"したら、ずっと一緒にいられるんだって、僕の母さんが言ってた。」 そういうと、愛莉珠は満面の笑みでこう言った。