「僕は女の子じゃないから愛莉珠と同じ学校には行けないんだ。」 愛莉珠の手を握りしめながら言う。 「遥様と離れるなんてやだ!!愛莉珠も遥様と同じ学校行く!!」 我が儘を言い出す愛莉珠に僕はこう言った。 「愛莉珠、ずっと会えなくなるわけじゃないから。心配しないで!!」 そういうと、愛莉珠は顔を上げて僕を見つめた。