しばらく会話して、料理を食べて、食後のコーヒーなんていうベタな展開のなか、風織乃社長が思い出したように話しだした。 「そういや、ここのホテルには庭がついてるらしくてな。俺たちが話してる間はつまらんだろうから、2人で散歩でもしてきたらいい。」 「散歩……ですか。」 またベタな展開きたな。 「はい。では、お父様行ってまいります♪」 そういって、愛莉珠さん?は立ち上がった。