【遥輝】 「それで俺に付き纏ってたってことか。」 「……ごめんなさい。」 如月が申し訳なさそうに言った。 「それで、お2人はこれからどうするんですか?」 俺の横に座った愛莉珠が言う。 「俺は、綾井家を継がなくちゃいけないと思っていながらも夢が捨てきれず家を飛び出したんです。」 「夢?」 どんな?