「おはようございます。」 そういって車の前に立っているのは、俺ん家専属の運転手。 一之瀬陽向(イチノセヒナタ)24歳。 俺より1つ年上。 だけど、 「お前、あいかわらず小さいな。」 「なッ!?またそういうこと……ハッ!! いけない、いけない!! 勤務中だった!!」 ……コイツ、独り言多いんだよな。 俺がそんなことを思っていると、陽向が喋りだした。