1階に着く。 そこにいたのは、 遥様でした。 もう頭が真っ白になって、勝手に目から大量の水が。 「愛莉珠ッ!?」 遥様が私に気づいても、私は顔をあげられませんでした。 遥様が他の女の人と腕を組んでいるのを見たくなかったからです。 「遥様……。」 私の独り言は闇に飲み込まれた。