「遥輝ってば過保護ね〜。」 そういって勝手にリビングへ。 まぁ、慣れましたが。 「沙羅、来るなら来るって言って下さいよ。びっくりしますから。」 「ごめん、ごめん。今度からそうするから♪」 絶対嘘ですね。 「そういえば、何か用があって来たんじゃないんですか?」 私がそう言うと、我に返ったようにハッとした沙羅がずいっと顔を近づけてきた。