姫乃ちゃんの手料理を堪能してお酒を飲みながら愚痴をこぼす。 「俺、あの如月ってヤツ本当ムリ〜。魁斗どーにかして。」 「教育任されたのはお前。俺じゃない。」 「冷たいこと言うなよ〜。」 「なんとかなるって。遥輝なら。」 ニヤッと笑う魁斗にイラッとする。 「ね、遥輝君って婚約者さんと一緒に住んでるんでしょ?」 姫乃ちゃんがいきなり俺に言うから俺はお酒を吐き出してしまった。 「きったねーな。」 そういう魁斗と違い、急いでタオルを持ってくる姫乃ちゃん。 できた嫁だ。