「で?用は何?」 「お、そうだった。そうだった!!」 親父は思い出したように手をポンと叩く。 「遥輝は、風織乃グループのこと知ってるよな?」 ふん。 それぐらい知ってる。 「ウチと同じくらいデカい会社だろ。確か、そこの社長と親父が同級生だったよな?」 「おう。同級生だ。そこまで知ってるなら話は早いな♪」 何なんだ?