病室のドアを閉めて、ベッドに近付くと…
少しやつれた杏の姿があった。
「ごめんな…」
俺は杏の頭を撫でながら謝った。
「んー、…あれ?優?」
目が覚めたばっかりでまだ舌足らずの杏。
そんな杏でさえ可愛いと思ってしまう俺。
「良かった。杏倒れたんだよ。今まで気付けなくてごめん…」
「なんで?全然優は悪くないよ。あたしが体調管理ちゃんとしてなかっただけだから。」
「でも…」
「お願い、優あたしのことぎゅってして?」
俺はいつもそんなことを言わない杏にびっくりしたけど
優しく杏を抱き締めた。
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