「では、披露宴を始めます。」 さぁ……、始まった。 あいつは結局話してくれなかった。 「続きまして、 新郎新婦の登場です。」 いよいよ…かぁ……。 チクッ―――。 俺の心がそんな音をたてた。 やっぱ俺…見れない……。 深田とあいつが結婚なんて…。 俺はずっと下を向いていた。 その時―――。 「りょーー!! こっち向け!バーカ!!」 はぁ? 高崎の野郎が俺を呼んでいた。 「怖いのか!! こっちを見るのが!!」 なんだと!? あいつ…!