[あたし東條さんの家の場所なんて 知りませんっ、だから来れるはずがない] あたしの言葉に わざとらしく肩をすくめた東條さんは バレちゃった、なんて言葉を こぼしたあと あたしの頭に自分の手をおいてきた。 [はい、鍵] [へ‥‥?] 頭の上からチャリンという音を 鳴らして鍵が床に落ちる。