[‥‥‥。]



(え、なにこれ。なんで無言!?)



太陽を見上げながら
目で訴えてみるものの効果なし。


以前、無言をつらぬく太陽は
どうやらなにか考えてるみたいで、

どこか遠くを見つめている。



[ひゃっ‥‥]



いきなり、するりとシャツの中に
入り込んできた太陽の冷たい手に、

そんな色気のない声が
出てしまった。