すると
「通して貰っても良いかな?」

一人の女の子にむかって笑顔で微笑みながら、そう言う蒼空。

「道をお開けなさい。

蒼空くんが困ってらっしゃるわ。」

とその女の子が言い

一気に道が開いた。

その子を見ると

灰田さん。
蒼空のファンクラブリーダーだ。

「お前、ちょっと前までファンクラブの存在知らなかったよな?

よくそんなあしらえるな。」

輝くんが呆気にとられながら、呟いた。

「知識は使うもの。

あいつが俺のファンクラブをおさめてる奴って教えてくれた輝に感謝してるよ。」

「さすがだな。」