ー夢華sideー


「いつまで待たす気なのかしら?」


教室に来てからまだ数分
絵梨がそう言い出した。


「輝くんが先帰ったからって、
そんな機嫌悪くならなくても…」


「夢華は良いよね。
蒼空君がちゃんと見に来てくれて」


ああ、その事か。