「司さんっ…」

と少し大きな声をだした時


クラクラっと眩暈がした。

不味いな。

「だから、寝てろって言ってるだろ?」

と言われ…

貴方のせいで悪化してる気がする。

と言いたい気持ちを飲み込んだ。

「じゃぁ、意識もしっかりしてるし、

大丈夫だろ。俺帰るわ。野郎と寝る趣味ないし…」


と俺のガイドブックを片手に持ち、自分の部屋に帰って行った。