「ぁあ、これか?」

彼の手には、ここの現地ガイドブック…

昨日のうちに、目星いところに付箋を貼って置いた。

いつの間に…

置いておいたはずのテーブルを見た。

ないな。この部屋に人を入れるつもりなかったからな。

「なしだな。
これは俺が預かる。

それに、
夢華にも明日はやめとくように言っといてやる。」

と告げられた。