いっかい階段踏み外したら
もう、普通に歩けない。
ずーーっとそのまま。
僕は立ち上がろうともしないで。
そこにずっと座り込んだままで、
寝転んで、上見上げて
遠くに空がみえて、雲が流れていて、
手を伸ばしても絶対にとどかない。

さわりたくて、つかみたくて、ふれたくて
一生懸命階段を上っていた。走りながら、ずっと。
でも疲れて、足がよろけて、こけてしまった。
それから僕の人生の歯車は狂った。
ずっとずっと同じことの繰り返し、
ずっとずっと僕は汚れたまま。
洗おうとしないで、汚し続けてる、汚れた体は
二度と元には戻らないから、綺麗になんかならないから、

だから僕は僕を放棄する。
自暴自棄ともいうのだろうか。
僕は僕を捨てたんだ、僕は僕の感情を、
殺そうとしているみたいだ。
そうしたら傷つくことなど無いと。
僕は何も感じない、僕に心はないんだ。
君は涙を流す。どうしたら前を向いてくれる?
また立ち上がって歩いて走ってくれるの?
どうしたらまた空を信じるの?と…


一度暗闇に落ちたなら、
底にたどり着くまで落ちてゆく。
ただ落ちてゆく…僕の体…
心はどこかへ置いてきた。
僕の笑顔はニセモノなんだ
無感情から作られた僕の笑顔は
みんなは信じる、僕の笑顔
僕は大嫌い、自分が大嫌いなんだ

だから、優しくしてくれる人を、突き放した、
一生懸命築き上げた偽りの人生
でも疲れて、放り投げて、投げ捨てた。
それから僕への視線は変わったんだ。
ずっとずっとこのまま歩くんだ。
ずっとずっと僕は嫌われたままで。
優しくしないでいい、嫌ったままで、憎んでほしい
二度と元に戻そうとしない僕を、好かれないんだから、

だから僕は君を放棄する。
自暴自棄…希望破壊。
僕は君を捨てたんだ、僕は君の感情を、
なくそうとしているみたいだ、
そうしたら傷つくことなど無いと。
僕は何も感じない、僕に心はないから。
僕は涙を失う。どうしたら涙は流れるの?
また上を向いて君に近づこうと努力する?
どうしたらまた君を信じるかな…