その時、
俺はふと、奴等から視線を反らした
驚いて、俺は動けなかった…
俺の視線の先に、男がいた
暗くて顔は見れなかった
でも、闇に溶け込むかのような
黒い男
これが俺の印象だった

あっちからも、俺の顔見えなかったはずだ
俺が翠だとわからないはずだ
頭が…ここから離れろと言ってる
あいつに近づくなと…
俺が翠だと知られる前に…
まだ、今は会ってはいけない
その時期じゃないと…
警報を鳴らしてる
なのに、俺も離れて、喜壱たちに知らせて
あいつらと一緒に離れなきゃ
そう思うのに、体がいうことを聞かない