塾になんていけないよ・・・。
でも、お金を払ってる母に悪い。
難ぃ~~!!

あぁ、どうしよう・・・。

あの後、母には何も言わず、レジで時間をとられた。
と話してしまった。

あたしって、気まぐれ?
栗ちゃんは多分、彼女いるはずだよね?
なんであたしなんかに??

わかんない・・。
すべてがナゾ。
聞こえてるのに、どこからなのか分からないような状態。
初めてだったのに・・・・。

訴えてやる。とかあたしはそんなのどうでもいいけど
栗ちゃんにあやまってほしい。
誤るか・・・彼女に??


何思っちゃってんのさ!あたしー!
戻って来い・・・あたしー!!

汗ばんで汗ばんで。大変な目にあった。
あの日、栗ちゃんにかかわらなければよかったかも・・・。

最悪!

運勢は絶好調だったのになぁ。

やっぱ、占いはあてになんないのかな・・・??
学校で誰かに話そうかな・・・?


栗ちゃんに直接言う???
そんなこと・・・。

決めた。

それより、もぅ寝ようーっと。
月曜日から塾。


休日は部活ですごした。
吹奏楽部で自主練。


先生は熱血だし、やりやすいといっちゃ、やりやすい部活だけど、
先輩が・・・スパルタ?


まぁ、ある意味熱血というか・・・。


スパルタ練習=パート練習。
ってな感じ。

う~ん・・・。
結構、簡単に終わった。

「ねぇ、」

目をキラキラさせながら沙理が言う。

「何?」

額に汗を少しかく。

「なんかさ、最近悩んでる?」
図星。

「え??何にも・・。」
ヤバイ。
「なんかさ、塾とかの悩み?」
またまた図星!!
「先生になんかされたとか??」

ピンポーン!大正解☆
だけど、そんなコト、沙理にはいえない。

「え??ちがうよぉ!!」

じろじろ見られて。

「その笑い方と、その言葉の伸ばし方はぜーったい何かあった!でしょ?」
うぅ、スルドイ・・・。

でも・・・・
「あたし、急いでるから。じゃあね。」
全速で走った。


きつかった。
でも、あのことはバレなかった。
よかった。